私はかつて「販売の天才」「売る鬼」と呼ばれ、営業や対面販売をはじめ、ネット販売・セミナー集客など、多種多様な「セールスの場」において圧倒的な実績を残してきました。
そして現在、現役の米国公認会計士として、ハワイと横浜を拠点に、数百の顧客に対して税務会計のサポートのほか、ウリカタに関するコンサルティングを行っています。
●1本500円のロールケーキを、普通の販売員さんが1日5万円分、つまり、100本販売するところ、ただの営業マンである私が販売応援として売場に立つことで100万円に増額。数にして一日で2000本を売り上げる(1度ではなく毎回)。
●ブログもメルマガもやったことがない状態で試しに販売をした情報商材(PDF5ページで5万円)で、いきなり30%を超えるコンバージョン率を達成する(通常は1%以下)。
●会計士として開催するセミナーにおいて、何らかの形で会計士の力が必要な参加者のほぼ100%が、セミナー後に弊社を選択する。
●ホームページ立ち上げ3ヶ月で、ハワイ会計事務所として検索順位1位を記録。その後、ホームページを介してのご相談件数がわずか数年で500件を超える。
中には、生まれ持った人柄や行動力、そして圧倒的な商品力で売上を伸ばしているケースもあります。そのような人や企業に対してウリカタをお伝えする必要はないでしょう。
しかし、私も含め、人見知りであるとか、行動的でないとか、そんな人や企業はどうすればいいのでしょうか。
もちろん、自信をもって提供できる商品やサービスは必要です。ただ、それが圧倒的でない限り、ウリカタを知らなければ売上を増やすことはできません。
ちなみに「ウリカタ」と片仮名を用いているのは、漢字にしてしまうと単に技術的なものとして伝わってしまうからです。
コンサルティングやセミナーにご参加いただければ明らかですが、私が提唱するウリカタとは、技術はもちろん、それを導くための考え方や心の持ち方を意味しています。
先ず、ウリカタを知らない多くの人や企業に共通する根本的な間違いとして「いい商品・サービスを提供すること」と「売上を増やすこと」を混同しているということが挙げられます。
「いい商品・サービスを提供すること」と「売上を増やすこと」は似て非なるもの、ということを理解していないということです。
ここを明確にできていない限り、そもそものウリカタを理解しているとは言えないでしょう。
例えば、私が身を置く会計・税務業界。基本的には、しっかりとしたサービス・妥当な料金設定さえしていれば、数や期間の差こそあれ、ある程度自然にお客様は増えていきます。これはかなり特殊であり、競争が極めてゆるい業界といえます。
もっというと「ウリカタ」に対する意識が非常に薄い業界であるということです。
こういう業界には何れ大きな転換の波が押し寄せ、心得ているつもりではいますが「今は」それで通用する業界だということです(日本では既に競争が激化してきているようですが・・・)。
例えば街の理髪店。しっかりとしたサービス・妥当な料金設定さえしていれば、会計・税務業界のようにお客様は自然に増えていくのでしょうか?
その答えは、閉店に追い込まれる理髪店が後を絶たないという現状がすべてを物語っています。
大学時代に家庭教師のアルバイトをしました。勉強が苦手な登校拒否児の生徒が、第一志望校を含め5つの高校すべてに合格し、そして、高校入学後、精神的にも学力的にも自信をつけた彼は、私と同じ大学に入りたいと発言するまでになりました。
では、どう指導をしたのか?
それは、すべてのアプローチにおいて「できない人なりのやり方」を徹底したということです。勉強が苦手な人が、東大に合格した人の勉強の仕方を真似ても成績は上がらないということ、それを認識して実行したということです。
ビジネスにおいても同じです。
例えば、松下幸之助さんや稲盛和夫さんなど、大志をもった偉大な事業家の著書などに触れて共感をすることはとても大切です。
しかし、大志や共感だけでは売ることはできません。泥臭くても、格好が悪くても、動機が不純でも、とにかく生き残っていくためにがむしゃらに「考動」していかなければなりません。
そして、少しづつ本物に近づいていけばいいのです。
賛否があるとは思いますが、先ずは、小さいなら小さいなりのやり方をしていく必要があり、 そして、それもウリカタの一つということになります。
「ウリカタ」を考える際、ビジネスにおける「心・技・体」をバランスよく高めていく必要があります。
そして、もう1つ。「売り手の姿勢5つの大原則」と呼んでいますが、この5つができなければ、どんなに頑張っても売上を増やすことはできません。
当たり前のこと、きれいごと、そう思われた方は、その時点で既に遅れをとっています。
なぜなら、こういった類のことは、実際に成果を上げた人にしかその価値や必要性が認識できないものであり、だからこそ、現時点では「素直に受け入れる」ことが必要であるからです。
事業主の多くが大きな間違いを犯し、ピントのはずれた広告や宣伝、そして、無意味な値下げだけで問題を解決しようとしています。
非常に残念ですが、そのようなビジネスのほとんどは、遅かれ早かれ市場からの撤退を余儀なくされています。繰り返します、
煽るわけではありませんが、あたなのビジネスも知らぬうちに秒読み段階に入っているかもしれません。
どんなにいい策や改善案があっても、手遅れとなってしまってはどうすることもできません。
手遅れというのは具体的に言えばあと1年もたない状態ということです。
成功者の多くが、ちょっとした気づきによって、ビジネスを、そして人生を好転させています。
とまっている車を動かすことはとても大変ですが、一旦動き始めると、ごく小さな力で前進させることができ、その勢いは次第に手から離れていくほどになります。
とまっているものが動く、それを体感してください。
きっかけをつかんでください。
明日からビジネスが楽しくなり、そして売上を伸ばすことができるようになります。
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